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空が青くて涙が出るよ

ブログタイトルはビートルズのBecauseという曲からです。深い意味はありません。

TVドラマのオープニングって、いいよね

はい、タイトルそのままです。いいよね。

テレビドラマ特有の楽しみとも言えるオープニングクレジット、完成度が高いとそれだけでちょっとそのドラマの世界観に入り込み易くなりますし、好きなドラマはお馴染みのオープニングが始まっただけで「きたきたきたーーー!!!」って気分が盛り上がりますよね。今回はそんなオープニングクレジットの中で私の好きなものの一部をドラマの簡単な内容、感想と共に載せていきたいなと思います。

※1 特に意識して作品を選んだ訳ではないんですが、ここで挙げているドラマ、中学生以下にはあんまりオススメできません。最初のは別に問題ないかなとは思いますが中学生が観て楽しいかと言われたらどうだろう...って感じですし、後の二つは自分が親で中学生以下の子どもが観ようとしてたら絶対止めます。お気をつけください。偏っててごめんなさい。
※2 私のつけた和訳をあんまり信用しないでください。

はい始めます。最初はコメディ作品。

ビッグバン・セオリー(The Big Bang Theory)

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Our whole universe was in a hot, dense state
僕らの宇宙はかつて高温で高密度だった
Then nearly fourteen billion years ago expansion started, wait
それが140億年くらい前に膨張が始まった、待てよ...
The earth began to cool, the autotrophs began to drool
地球が冷え始めて原始植物はよだれを垂らし始めた
Neanderthals developed tools
ネアンデルタール人が道具を発明した
We built a wall (we built the pyramids)
僕らは壁を建てた(ピラミッドを作った)
Math, science, history, unraveling the mysteries
数学、科学、歴史、未解明のミステリー
That all started with the big bang! Hey!
全てはビッグバンから始まった!ヘイ!

はー最高。ビッグバン・セオリー、大大大好きです。どれくらい好きかと言うと、公開収録を見にロサンゼルスまで行ったくらい好きです。ネットでのチケット争奪戦、2回惨敗して3回目に取れたと分かったときじわっと涙出ました。今自分で書いてて「オタクかよ」って思いました。それくらい好きです。

先ほど「公開収録」と言ったように、ビッグバンセオリーはスタジオに観客を入れて撮影を行い観客の笑い声も一緒に収録するという、伝統的なシチュエーションコメディ(シットコム)の手法を取っています。セキュリティが厳しいとはいえ何かあればすぐネットに情報がリークされてしまう現代でこの方法を続けられているのも単純にすごい。現在アメリカではシーズン10が放送中で、シーズン12まで制作が決まっています。大人気ですね。収録スタジオの駐車場に止まってた車、とても高そうでした。儲かってるんでしょうね。

こんな話

超頭が良いけど社交性のないオタクと学歴は低いものの社交性抜群の美女が関わり合うことでお互いの世界を広げていきます。

台詞の一例(シーズン3 エピソード10「ゴリラ・プロジェクトの法則」より)

Sheldon: Why are you crying?
シェルドン:なんで泣いてるの?
Penny: Because I'm stupid.
ペニー:だって私がバカだから。
Sheldon: That's no reason to cry. One cries because one is sad. For example, I cry because others are stupid, and that makes me sad.
シェルドン:それは泣く理由にはならないよ。人が泣くのは悲しいからだ。例えば、僕が泣くのは他の人たちがバカだからだ。僕はそれが悲しいからね。

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2個目。

オレンジ・イズ・ニュー・ブラック(Orange Is the New Black)

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The animals, the animals
動物たち  動物たち
Trapped, trapped, trapped 'til the cage is full
捕えられた  捕えられた  捕えられた  オリが満杯になるまで
The cage is full, the day is new
オリは満杯  新しい日
And everyone is waiting, waiting on you
みんな待ってる  あなたを待ってる
And you've got time
あなたには時間がある

Think of all the roads
全ての道を思い浮かべて
Think of all their crossings
全ての交差点を思い浮かべて
Taking steps is easy
進んでいくのは簡単
Standing still is hard
その場に留まるのは困難
Remember all their faces
彼らみんなの顔を忘れないで
Remember all their voices
彼らみんなの声を忘れないで
Everything is different
何もかもが違う
The second time around...
2回目には...

And you've got time
あなたには時間がある
You've got time...
あなたには時間がある...

このオープニング、現代のアメリカドラマにしてはかなり長い方ですが、飛ばさず毎回見て口ずさんでしまうくらいにはクセになります。

こんな話

オレンジイズニューブラックは、同名の回顧録を元に作られたNetflixオリジナルドラマです。原作者のパイパーは富裕層でインテリで、刑務所とは程遠い生活を送っていた女性。しかし「10年前に恋人であり麻薬の売人であったアレックスの麻薬の密輸入を一度だけ手伝った」罪で13ヶ月の刑期を言い渡されます。タイトルの「Orange Is the New Black」は「今の流行はオレンジ(囚人服の色)」みたいな意味。このドラマは、パイパーという普通の人が刑務所という普通じゃない環境に置かれて囚人という普通じゃない人々と折り合いをつけながら過酷な刑務所生活を送っていく、、だけでは終わりません。オレンジイズニューブラックは「普通じゃない」囚人たちの姿を過激に描くことよりも、いかに彼女らが「普通」の人間なのかを描き出すことに力を注いでいます。1話目は主人公パイパーの目線で話が進みますが、その後のエピソードでは他の囚人たちの過去が少しずつ明かされていき、なぜその人物が刑務所に入ることになったのかが描かれます。そして、囚人たちも私たちと同じように普通の人間なんだと視聴者に気づかせると共に、「囚人」というだけでいかに偏った目で見てしまっていたのかという、自分の中の隠れた差別意識・偏見にも気づかせます。この脚本構成が非常に巧みなので、最初に「何この人...理解できない...こわ...」なんて思っていたキャラクターを想って涙する日があなたにもきっと来ますよ。

オープニング映像の女性たちはドラマに出演している女優ではなくみんな本物の囚人と元囚人たちで、1:01ごろに映って瞬きをする女性は原作者であるパイパー本人なんだそうです。

台詞の一例(シーズン1 エピソード1「こんなはずでは」より)

(刑務所で同房になったニッキーに何をして捕まったのか聞かれて)
Piper: Aren't you not supposed to ask that question? I read that you're not supposed to ask that.
パイパー:それって聞かないことになってるんじゃなかったの?聞かないことになってるって読んだんだけど。
Nicky: You read that? What, you studied for prison?
ニッキー:読んだって?何、あんた刑務所の勉強してきたの?

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最後。

シックス・フィート・アンダー(Six Feet Under

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シックスフィートアンダーは映画「アメリカン・ビューティー」が好きな人は絶対好きです。両方ともアラン・ボールという名の神がバックについてるので。私もアメリカンビューティーが好きだったのでこのドラマもずっと観たいと思い続けていました。観たすぎて高校生くらいの時に「字幕なくてもいいや」と思ってネットで動画を探して観てみたものの何言ってるのかほぼ聞き取れず挫折した思い出の作品でもあります。その頃はテレビ放送もされてなくてDVDも発売されてないとなると字幕付きで観る手段が他になくお手上げだったんですが、動画配信サービスという第三の手段の発展のおかげで日本でもHuluにて全話視聴可能になりました。ビバ現代社会。

ただ一話一話が、一言一言が結構ずっしりくるドラマなので「一気に観る」よりも「一つのエピソードを噛み締めて考えをまとめてから次に進みたい」と思ってしまうのと、観終わってしまうのがもったいないという気持ちがあって私まだ全話は観れてないです。だから偉そうなことは言えないんですけど、「出会えてよかった」と心から言える作品であることは間違いありません。

こんな話(シーズン1 エピソード1「秘密」より)

Brenda: So... how's it going? 
ブレンダ:それで...どんな感じ?
Nate: Oh, it's great... great. My father's dead, my mom's a whore, my brother wants to kill me, and my sister's smoking crack. I think I win. 
ネイト:ああ、最高...最高だよ。父さんは死んで、母さんは尻軽、弟は俺を殺したがってて、妹はコカインを吸ってる。勝ったなって感じ。

シーズン1の1話目の台詞ですよ、これ。やばいでしょ。物語の中心となるのは葬儀屋を営むフィッシャー家。ネイトの語っているこの家族です。タイトルの「シックス・フィート・アンダー」は土葬の際に棺桶を地面の6フィート下に埋める慣習から来ています。全然関係ないけど同じ名前のゴリゴリ系のバンドがあるみたいで、YouTubeとかで検索するときちょっと楽しいです。ドラマは毎話冒頭誰かが死ぬシーンで始まり、その人の葬儀の話がフィッシャー家に持ち込まれることで展開していきます。シックスフィートアンダーの魅力の一つは、出てくるキャラクターみんな生々しくて人間臭くて、全然「綺麗」じゃないところにあるのではないかなと思います。「綺麗」に描かれないからこそ現実味があって現実的な救いがあるというか。人間というものを皮肉たっぷりに突き放して捉えているようでじんわり温かみと安心感を与えてくれる不思議なドラマです。すごくリアルな、理屈とか希望だけを与えられても解決しないような感情を次々に言葉にして代弁してくれるのも魅力的。

台詞の一例(シーズン1 エピソード5「関係」より)

Brenda: You don't really believe in god do you? 
ブレンダ:本当に神様を信じてるわけじゃないでしょ?
Nate: Well yeah. I mean, I don't believe in some bearded old white man up in a cloud, but I believe in something, some sort of undefinable creative force. 
ネイト:えっと、信じてるよ。つまり、髭を生やした年老いた白人の男が雲の上ににいるなんてことを信じてる訳じゃないけど、何かしらは信じてる。何かしらの説明できない創造的力が働いてるって。
Brenda: I think it's just all totally random. 
ブレンダ:私は全部まるっきりランダムに起こってると思う。
Nate: Really? 
ネイト:本当に?
Brenda: Yeah. We live, we die, ultimately nothing means anything. 
ブレンダ:ええ。私たちは生きて、死ぬ。最終的にはどんなことにも意味はない。
Nate: How can you live like that? 
ネイト:それでどうやって生きられるんだ?
Brenda: I dunno, sometimes I wake up so fucking empty I wish I'd never been born, but what choice do I have? 
ブレンダ:分からない。朝起きて空っぽな気持ちで「産まれてこなければよかった」と願うこともある。でも私にどんな選択肢があるっていうの?

シックスフィートアンダーはプロモーションビデオもサイコーです。これはシーズン4のですが他シーズンのもサイッコー。
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アメリカのドラマを観ることが多いのでアメリカのものばっかりになっちゃったんですが、イギリスものだと「華麗なるペテン師たち(Hustle)」「ハイっ、こちらIT課!(The IT Crowd)」「スキンズ(Skins)」あたりのオープニングが好きです。でもダウントンアビーとかシャーロックもあるしな...とか考え出すとキリがないですね。全部好きです。アメリカドラマもまだまだ好きなのいっぱいあるしこれからも増えていくと思うからそのうちパート2やりたい、、。

HuluとNetflixが継続視聴できるくらいのお金を定期的に口座に振り込んでくれる人募集中です。

レゴバットマン ザ・ムービー

なーにがララランドじゃ!
今アツいのはこれよ

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誤解されると嫌なので先に言っておきますけど私ララランド、大好きです。なんの恨みもありません。でも時は無情に過ぎてゆき新しい映画は次々公開されていくんです。一つの映画にいつまでも固執してたら次の傑作を見逃してしまうんですよ。「君の名は。」とかもうみんな観たでしょ?その劇場他の映画に明け渡してください。ライフゴーズオン。レッツムーブオン。

...なんの話だっけ...

レゴバットマンムービーですよ!観ましたか?!観てないんですか?!観る予定もないんですか?!なぜですか!!!おうち火事ですか?!!

まあ観る気起きない気持ちも分かりますよ。「だってレゴでしょ(笑)」ってやつですよね。私も「レゴバットマンムービー観てきた」って言ったら「え、レゴ好きなの?(笑)」って返されました。...いや、気持ちは分かりますよ。私も2014年にレゴムービーが公開された時は正直バカにしてました。でもこちらがレゴをバカにしてる分だけレゴもこちらをバカにしているんですよ(?)...なんだか自分でもよく分からない理論になっていますが、私はレゴムービーを観て、こっちの予想なんかレゴは軽々飛び越えてくるんだってことを学びました。最高の映画体験でした。ストーリーが上手く作り込まれていればレゴだろうがなんだろうが面白いんですよ。トイ・ストーリーがおもちゃの映画だからってバカにする人はいないはずですし、「ファインディング・ニモ観た」って言われて「魚好きなの?(笑)」なんて返す人もいないはず。なぜなら映画として傑作だから。レゴムービーもそんな感じです。

そのレゴムービーの続編!...というわけではないっぽい「レゴバットマン ザ・ムービー」も、文句なしの傑作でした。始まって5秒で「そういうの待ってた!!!好きーーー!!!」って心の中で叫んでましたしなんなら映画終わるまで叫んでました。私バットマンに詳しいわけではないんですけど、「バットマンってそういう奴だよね!」ってつい言いたくなってしまうくらいバットマンバットマンしてました。彼がコメディで放つ異様な輝きはなんなんですかね...。散々笑わせてきたと思ったら急に泣かせるし...ずるい...。

バットマンだけじゃなくてジョーカーもロビンもアルフレッドも新ゴードン本部長も、出てくるキャラクターみんながみんな魅力的だったしそれぞれの関係性もすごく良かったです。愛と憎悪は紙一重。スーパーマン率いるジャスティスリーグの面々も最高に面白かった。

これだけ書いても結局何の説明にもなってない感ありますが、内容説明し過ぎちゃうと面白いものも面白くなくなっちゃうような気がするので今回はやめておきます。バットマン知らないって人でも映画内で散々バットマンがどういうキャラクターか説明されるので特に問題はないんじゃないかなって思いました。きっと好きになりますよ、バットマン

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レゴバットマンを演じるウィル・アーネットがおもちゃ屋さんに電話して受け答えの頭文字がABC順になるように会話するという動画。ウィル「Are you open today?(お店今日開いてる?)」→店員「Yes, we are.(開いてますよ)」→ウィル「Because I'm looking for some toys.(おもちゃを探してるんだよね)」という感じで。"Z"までやりきります。
動画自体もめっちゃ面白いし、こうやって見るとほんとどこから声出してるのって感じですね。

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バットマンの歌

レゴムービーでもバットマンセルフポートレイト曲(ダークネス!)があって最高に面白いものでしたが、レゴバットマンムービーでも"Who's the (Bat)Man"というバットマンバットマンによるバットマンのための曲があります。めちゃくちゃ笑いました。

www.youtube.com

歌詞と和訳

In the darkest night, huh
闇夜に紛れて

I make the bad guys fall, huh
悪党どもを打ちのめす
There's a million heroes, huh
ヒーローは無数にいる
BUT I'M THE BEST OF THEM ALL!
だがその中でオレこそ最高!
Who has the coolest gadgets? (BATMAN!)
一番クールな道具を持ってるのは?(バットマン!)
Who has the tricked out ride? (BATMAN!)
派手な乗り物を持ってるのは?(バットマン!)
Who does the sickest backflips? (BATMAN!)
イカした宙返りを見せるのは?(バットマン!)
NANANANANANA BATMAN!

You think my muscles are big? (Thank you)
オレの筋肉がでかいって?(ありがとな)
You haven't seen my brain
頭脳を目にしてないだろ
Ladies, it's okay if you stare (Why?)
レディーたち、見つめても構わないぜ(なぜ?)
CAUSE I'M A BILLIONAIRE!
億万長者だからな!
And this is me playing guitar also
ここでギターを弾いてるのもオレ

I get the last laugh
最後に勝つのはオレ
I get the final grin
最後にニヤリと笑う
Throw you into the asylum with Harley Quinn
ハーレイクインと一緒に精神病院に放り込む
Turn Two-Face, to black-and-blue face
トゥーフェイスを青黒いあざ顔にする
I 100% am not Bruce Wayne!
オレは100%ブルース・ウェインじゃない!

Who is the manliest man? (BATMAN!)
一番男らしい男は誰だ?(バットマン!)
With the buns of steel? (BATMAN!)
鋼の尻を持ってるのは?(バットマン!)
Who could choke hold a bear? (BATMAN!)
クマを締め上げられるのは誰?(バットマン!)
Who never skips leg-day? (BATMAN!)
足の筋肉強化も怠らないのは?(バットマン!)
Who always pays their taxes (NOT BATMAN!)
税金を欠かさず納めるのは?(バットマンじゃない!)

Who has the coolest gadgets? (BATMAN!)
一番クールな道具を持ってるのは?(バットマン!)
Who has the tricked out ride? (BATMAN!)
派手な乗り物を持ってるのは?(バットマン!)
Who does the sickest backflips? (BATMAN!)
イカした宙返りを見せるのは?(バットマン!)

Who is the manliest man? (BATMAN!)
一番男らしい男は誰だ?(バットマン!)
With the buns of steel? (BATMAN!)
鋼の尻を持ってるのは?(バットマン!)
Who could choke hold a bear? (BATMAN!)
クマを締め上げられるのは誰?(バットマン!)

Who never skips leg-day? (BATMAN!)
足の筋肉強化も怠らないのは?(バットマン!)
Who always pays their taxes (NOT BATMAN!)
税金を欠かさず納めるのは?(バットマンじゃない!)

BATMAN!!!!

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"CAUSE I'M A BILLIONAIRE!"で、もー無理。
私はこれからしばらくはこれを聴き続けて笑い続けます。

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暑苦しい文章にお付き合いいただきありがとうございました。本当に誰でも楽しめる映画だと思うので良かったらレゴバットマンムービー、観てみてください。君の名は。」「ララランド」と違ってすぐ終わっちゃうと思うので。

ただ万一観た後「つまんなかった!」とか言われても「うるさい!!!」って返すことしかできないのでそこはよろしくお願いします。つまらないと思う理由が私には一つもなかったので多分理解し合えません。ごめんなさい。


さあ一緒に!
今アツいのは?(バットマン!)
映画観るなら?(バットマン!)



上映劇場一覧
Theaters|Theaterpage Master

Next to Normal

8年ほど前に上演されたミュージカルの話。若干ネタバレしてます。

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特に読む必要のない前書き

「ミュージカル」と聞いてイメージするものってどんなものでしょうか。私は、ミュージカルにそれほど興味がなかった頃は「豪華な衣装と舞台装置があって、キラキラした歌をキラキラした人たちが歌ってる底抜けに明るいもの」というイメージがあって、ほぼミュージカルに触れたことがないにも関わらず「現実離れしてて感情移入できなそう」となんとなく思っていました。そんな私の「ミュージカル」のイメージをことごとく覆し、私がミュージカルにハマるきっかけとなった作品が「レント(Rent)」と今回紹介する「Next to Normal」です。レントに関しては何回か来日公演もしてるし映画版も舞台版もDVDが発売されていて情報が溢れるほどあると思うのでそちらを探してみてください。

「ミュージカル」という芸術の持つ強みの一つは「内面の感情を歌やダンスに乗せてぶちまけられる」点だと思ってます。ミュージカル作品の登場人物は、普通なら表に出せない感情も歌として爆発させることができ、語りかけるよりももっと直接的に感情を観客の心に訴えかけることができます。また、言葉にならない感情でもダンスで視覚的に訴えることができます。ミュージカル映画なり舞台なりが盛り上がる度に「いきなり歌い出す意味がわからない」なんて言われたりもしますが、ミュージカルで歌い出す/踊り出す瞬間というのは何かしらの感情が湧き上がり発散される瞬間であり、「外面世界」に「内面世界」が入り込む瞬間だと私は思っています。外からは見えない感情をより分かりやすく観客に伝えるために歌とダンスという手段を取っているだけで実際に歌ったり踊ったりしているわけではありません、大抵は。というかそもそも他の芸術作品では求めない「現実性」をミュージカルにだけ求めるっていうのも変な話ですよ(ここでいう「現実性」というのは物語の内容そのものの現実性ではなくそれを語る手段の現実性のことです)。

Next to Normalの話

Next to Normalには私の思うミュージカルの強みが詰め込まれています。この劇に登場する人物はたった6人。現代の一つの家庭を舞台に、中心となるキャラクターたちは皆「普通」の生活を求めながらもそう上手くいかない人生に苛立ち悩み、鬱屈した思いを抱えていて、その思いを吐き出すように歌が使われます。「ミュージカル=ハッピーなもの」という漠然としたイメージを持っていた私は、2009年のトニー賞でのパフォーマンスを見て「こんなミュージカルが存在するのか」と強い衝撃を受けました。当時は財力も行動力もなかったので直接ニューヨークまで観に行くことはできませんでしたが、英語がわからないながらもCDを聴いたりYouTubeで動画を探したりしていた記憶があります。数年前にアマゾンで台本を買いやっと全体像と細かい台詞を知ることができたのですが、内容を知れば知るほど「なんて作品なんだ」という思いが高まっていきました。胸を打たれるとかそんな言葉では全然足りなくて、心臓をもぎ取られる感覚に近いです。

トニー賞で披露された"You Don't Know"と"I Am The One"という曲では、妻ダイアナが夫ダンの言葉に激情する瞬間に音楽が転調するところから始まり、歌を通じてそれぞれの感情がぶつかり合います。途中二人の間に割り込むのは16年前に亡くなった息子ゲイブ。ゲイブはダイアナの妄想として登場するのでダンにその姿は見えません。...もしくは見えてるけれど見ようとしていないのかも。

プレゼンターとして作品紹介を行ったのは自身も双極性障害と向き合い闘ってきたキャリー・フィッシャー。この短いスピーチだけでも彼女がどれほど強い人間だったかを伺い知ることができます。

Next to Normal is about one woman's struggle with manic deression and the toll it takes on her family. Well, Next to Normal's surging score tells the intense, emotional and ultimately hopeful story of how a family comes to terms with their past and faces their future. The song finds Diana arguing with her husband about her course of treatment in her mania. She imagines that her son comes to her rescue and that he and her husband fight for Diana's attention and devotion.

Next to Normalは一人の女性の躁鬱病との闘いとそれが家族にもたらす影響を描いた作品です。Next to Normalの押し寄せる楽曲は、一つの家族がどうやって過去に折り合いをつけ未来と向き合うかという、強烈で感情的で最終的には希望ある物語を語ります。この歌ではダイアナの躁鬱の治療法に関して彼女と夫が口論になります。ダイアナの妄想で息子が彼女を救いに現れ、息子と夫が彼女の関心と献身的愛をめぐって争います。 

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歌詞と和訳
(文章を横分割する方法が分からなかったので同時に歌ってる部分かなり見づらいです。やり方教えてください)

[DAN] (spoken)
Diana, look, I know this is hard.
ダイアナ、なあ、つらいことだって分かってるよ。

[DIANA] (spoken)
You know, really?
分かってるって、本当に?
What exactly do you know?
一体何を分かってるっていうの?

[DAN] (spoken)
I know you're hurting. I am, too.
君が苦しんでるって分かってる。僕もだよ。

<You Don't Know>

[DIANA]
Do you wake up in the morning and need help to lift your head?
朝目が覚めて頭を起こすのに手助けが必要なの?
Do you read obituaries and feel jealous of the dead?
死亡記事欄を読んで死人を羨ましく思う?

It's like living on a cliffside not knowing when you'll dive.
いつ自分が飛び込むかも分からずに断崖の上で生きている感じなの
Do you know, do you know what it's like to die alive?
あなたに分かるの、生きながら死ぬ感覚があなたに分かる?

When the world that once had color fades to white and gray and black.
かつて色のついていた世界があせて白と灰色、黒に変わっていく
When tomorrow terrifies you, but you'll die if you look back.
明日のことを考えるとゾッとするけど過去を振り返ると死んでしまう

You don't know.
あなたは分かってない
I know you don't know.
私には分かる、あなたは分かってないって
You say that you're hurting, it sure doesn't show.
あなたも苦しんでるって言うけど全然そうは見えない
You don't know
あなたは分かってない
It lays me so low
それがどれだけ私を打ちのめしてるか
When you say let go, and I say you don't know.
あなたは忘れろって言うけど、私は返す、あなたは分かってない
The sensation that you're screaming, but you never make a sound.
叫んでいる感覚はあるのに一度も音を立ててない
Or the feeling that you're falling, but you never hit the ground.
落ちていってる感覚はあるのに地面にはいつまでたってもぶつからない
It just keeps on rushing at you day by day by day by day.
来る日も来る日も自分に襲いかかり続ける
You don't know, you don't know what it's like to live that way.
あなたは分かってない、こうやって生きるのがどんな感覚か

Like a refugee, a fugitive, forever on the run...
難民みたいに、逃亡者みたいに、永遠に逃げ回ってる
If it gets me it will kill me, but I don't know what I've done.
追いつかれたら殺されてしまう、でも分からない、私が何をしたっていうの

<I Am The One>

[DAN]
Can you tell me what it is you're afraid of?
教えてくれないか、何を君は恐れているんだ?
Can you tell me why I'm afraid it's me?
教えてくれ、僕を恐れているんじゃないかと思ってしまう理由を
Can I touch you?
触ることもできないのか?
We've been fine for so long now
長いことうまくやれてたじゃないか
How could something go wrong that I can't see?
知らないところでどうやって間違うんだ?
Cause I'm holding on
僕はつなぎとめて
and I won't let go
決して離さない
I just thought you should know
君は知っておくべきだ

I am the one who knows you
君のことを分かっているのは僕だ
I am the one who cares
君を気にかけているのは僕
I am the one who's always been there
いつもそばにいるのは僕
I am the one who's helped you
君を助けてきたのは僕
And if you think that I just don't give a damn
僕が君のことをちっとも気にしてないなんて思ってるなら
Then you just don't know who I am
君は僕のことを分かってない

Could you leave me?
別れる気なのか?

[GABE]
Hey Dad, it's me
ねえ父さん、僕だよ

[DAN]
Could you let me go under?
僕を捨てるのか?

[GABE]
Why can't you see?
なぜ僕が見えないの?

[DAN]
Will you watch as I drown
僕が溺れていくのを見て

[DAN/GABE]
And wonder why? / I wonder why
不思議に思うのか?/不思議に思うよ

[DAN]
Are you bleeding?
血を流してる?

[GABE]
Are you waiting?
待ってるの?
Are you wishing?
祈ってる?
Are you wanting all that she can't give?
母さんが与えられないものを求めて?

[DAN]
Are you bruised?
傷ついてる?
Are you broken?
弱ってる?

[GABE]
Are you hurting?
苦しんでる?
Are you healing?
癒えてる?
Are you hoping for a life to live?
自分の人生を望んでる?

[DAN]
Does it help you to know
これを知って楽になるかい

[DAN/GABE]
That so am I / Well, so am I
僕も一緒だって/僕も一緒だよ

[DAN]
Tell me what to do
どうしたらいいのか教えてくれ

[GABE]
Look at me
僕を見て

[DAN]
Tell me who to be
教えてくれ、どうすればいい

[DAN/GABE
So I can see / Look at me
そうしたら僕にも分かる/僕を見て
What you see / And you'll see
君の見ているものが/そうしたら分かるよ
I am the one who'll hold you / I am
君を支えるのは僕だ/僕だ
I am the one who'll stay / I am
これからもそばにいるのは僕/僕だよ
I am the one who won't walk away / I won't walk away
君を置いてどこにも行かないのは僕/僕はどこにも行かない

[DAN]
Yeah, yeah, yeah
I am the one who'll hear you
君の言葉に耳を傾けるのは僕だ

[GABE]
I am
僕だ

[DAN/GABE]
And now you tell me
君は言うんだろ
That I won't give a damn / You don't give a damn
僕は気にかけてないって/気にかけてない
But I know you know who I am / Who I am
だけど僕は知ってる、君は僕を分かってるって/僕を

[DAN/GABE]
Yeah, yeah, yeah, yeah
That's who I am
これが僕だ
Yeah, yeah, yeah, yeah
That's who I am
これが僕
Yeah, yeah, yeah, yeah

[DAN]
That's who I am
これが僕だ
Cause I'm holding on
僕はつなぎとめて

[DIANA]
You say that you hurt like me
あなたは言う、私みたいに傷ついてるって

[GABE]
And I won't let go
決して離さない

[DIANA]
You say that you know
私の気持ちが分かるって

[DAN/GABE]
Yeah, I thought you should know
知っておくべきだ

[DIANA/DAN,GABE]
You don't know / I am the one who knows you
あなたは分かってない/理解しているのは僕
I know you don't know / I am the one who cares
私には分かる、あなたは分かってない/気にかけているのは僕
You say that you're hurting / I am the one who's always been there
あなたも傷ついてるって言うけど/いつもそばにいるのは僕
I know it ain't so / Yeah, yeah, yeah
そうじゃないって分かってる
You don't know / I am the one who needs you
あなたには分からない/君(母さん)を必要としてるのは僕
Why don't you just go / And if you think that I just
ただ立ち去ったらどうなの/もしも思ってるなら
Cause it lays me low / Don't give a damn
だって打ちのめされるの/僕が気にかけてないなんて
When I say
こうやって口に出すと

[DAN]
Then you just don't know who I am
君は僕のことを分かってない

[DIANA]
You don't know
あなたは分かってない

[DAN]
Who I am
僕のことを

[DIANA]
You don't know
分かってない

[DAN]
Who I am
僕のことを

[GABE]
You just don't know who I am
僕のことを分かってない

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最後の一言が、たまりませんね。同じ言葉でも発する人物が違うだけでこんなにも印象が変わるのかと。

この歌では出てこなかった、二人の娘ナタリーの「叫び」も少しだけ紹介します(劇中曲"Superboy and the Invisible Girl"より)。

Superboy and the Invisible Girl
Son of Steel and Daughter of Air
He's a hero, a lover, a prince
She's not there
特別な男の子と透明な女の子
鋼でできた息子と空気でできた娘
彼はヒーローで愛する人、王子様
彼女は存在しない

www.youtube.com

動画でも分かる通り、この曲は最後の方になるとゲイブがナタリーの歌を乗っ取るようにして声を重ねていきます。"Superboy and the Invisible Girl / She's not there(特別な男の子と透明な女の子/彼女は存在しない)"なんて言葉を重ねていくんです、実在しないはずのゲイブが。もー怖い。

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このミュージカルでいいなあと思う点の一つは、「誰も悪くない」ということです。子供を失ったことで精神を病んでしまい、その対処法を探しているダイアナ、ダイアナを支え続ける思いはあるものの同時に疲れと苛立ちを感じているダン、自分を見てくれない両親に嫌気がさし早く家から出ていきたいと思っているナタリー、、自分の歩んできた人生によって誰に深く感情移入するかは変わってくると思いますが、その人物以外のキャラクターの気持ちも痛いほど伝わってきて「この人が悪い」と簡単に言うことはできません。この物語は現実的で決して人ごとではなく、観客の誰もがダイアナ、ダン、ナタリーになる可能性を持っています。だからこそ、絶対的な「悪」を置かないでどの立場の人間も責めずに寄り添う余地を与えているというのは本当に重要なことだと思いますし、そんな難しいことをやってのけた制作者の方々には感服します。重いテーマを扱っているのにユーモアがこれでもかというほど盛り込まれていてとても笑える作品になっているのもすごい。

上演はとっくに終わっていて生で観ることは叶いませんでしたが、年齢を重ねるごとに見方が変わってくる作品だと思いますし、これからも心のどこかに残し続けて大切にしたい、そんな作品です。

 

おまけ。ゲイブを演じるアーロン・トヴェイトが歌う"I'm Alive"という曲。超生き生きしてて超怖い。
www.youtube.com

 

CD。歌詞カード付き。

Next to Normal

Next to Normal

 

台本。本編だけだと大体100ページくらい。この作品はほぼ歌で構成されていて台詞は全体の10%くらいの割合なのでCD聴くだけでも十分楽しめるとは思います。

Next to Normal

Next to Normal

 

 

"Warrior Face" - モアナと伝説の海

サンキュー、リン=マヌエル・ミランダ。

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映画観るまでモアナのアルバム聴くの我慢してて良かった。映像と合わせて圧倒されました。

今アップルミュージックの無料体験中なので映画観てからアルバムダウンロードしてずっと聴いてます。アップルミュージックだと輸入盤ではなく日本版のアルバムしかないので曲名もアーティスト名もほぼカタカナかひらがな・漢字表記になってて新鮮でした。それ自体は当たり前だし全然気にならないんですけど、一つだけモヤモヤしてることがあって、これは私が気になるだけで些細なことといえば些細なことかもしれないんですけど、Lin-Manuel Mirandaってプエルトリコ系だからカタカナで書くとしたらリン=マニュエル・ミランダじゃなくてスペイン語風にリン=マヌエル・ミランダなんじゃないかなってことです。マニュエル読みだと「白人」っぽすぎるというか...。多分一番近いのはマヌウェルとかマンウェルなのかなって思うんですけど、まあ結局のところ「Lin-Manuel Miranda」と書いて「神」と読むのでなんでもいいですね。

映画に使われた歌曲、一つ残らず好きです。本編からカットされた曲もあることを知ってそれらも聴きました。最高でした。"We Know the Way"の話をしたいなと思ってましたが、カットされた曲の一つ"Warrior face"を聴いた後のワクワク感がおさまらないので"Warrior face"の話します。

こちらが"Warrior Face"のデモテープ。音声のみ。リンが全パート歌ってます。
www.youtube.com

こちら短いですがストーリーボード付き。DVD/BDには一曲丸々ストーリーボード付きで入ってるみたいです。動画冒頭で、先ほどから何度も名前を出している、ミュージカル「ハミルトン」の生みの親でありタイトルロールのハミルトンを演じたリン=マヌエル・ミランダがこの曲の紹介をしています。マウイの声を当てているのは同じく「ハミルトン」でジョージ・ワシントン初代大統領を演じたクリストファー・ジャクソンで、モアナの声を当てているのはハミルトンの妻イライザ・スカイラーを演じたフィリッパ・スーです。 こんなんハミルトンじゃん...。
www.youtube.com

歌詞と和訳

[MAUI]
We've got a job to do
やるべきことがある
We need to survive
生き延びなければ
So you're afraid, good-
怖いのか、それは良い
That means you're alive
生きてるって証拠だからな

No matter what we face
何と対峙しても
We run the show
主導権を握るのは俺たちだ
It's time to use your face
お前の顔を使う時だ
To let 'em know
奴らに分からせろ

Now take your fear, pain, joy, rage
さあ恐怖に苦痛、喜び、怒りを
Mix 'em up together into something that the world still hasn't seen
混ぜ合わせて世界がまだ見ぬものに変えるんだ

[MOANA]
What do you mean?
どういう意味? 

[MAUI]
Warrior face
戦士の顔だ
Show 'em you mean business
本気だって見せてやれ
With your warrior face
お前の戦士の顔でな
Put 'em all in line
奴らを抑圧するんだ
When you face challenges and dangers
困難や危険に直面した時は
You fix your face to face the world
世界に対峙する顔を作れ
Prepare your face to face the world
世界に立ち向かうための顔を用意しろ

[MOANA]       [MAUI]
Wah!
ワァ!                Lower
                          もっと低く
Wah!
ワァ!               Stronger
                          もっと力強く
Ha!
はっ!              
Come on, Moana
                          おいおい、モアナ
HA!
ハッ!               Better
                     マシだな

[MAUI]
Now make a face that puts the bad guys in their place
さあ悪い奴らを元いた場所に帰す顔を作るんだ
'Til they regret the decisions they made that day
奴らにその日の決断を後悔させるまで
That led to standing in your way
お前の通り道を塞ぐことになったんだからな
Hey 

Warrior face
戦士の顔
Teach 'em there's no foolin'
遊びじゃないんだって教えてやれ
With your warrior face
お前の戦士の顔でな
Show 'em what's in store
何が待ち構えてるか見せてやるんだ
Warrior face
戦士の顔
Knock 'em back and school 'em
驚かせて教えてやれ
With the face of a warrior
その戦士の顔で
You have the face of a warrior
戦士の顔を持ってるだろ
It doesn't matter how you feel inside
心でどう感じてるかは関係ない
Don't reveal inside
内の思いを見せるなよ
You keep it real inside
自分の心は見失うな
You make a face that makes 'em terrified
奴らを怯えさせる顔を作るんだ
You make 'em scared inside
心から怖がらせろ
Your teeth are bared, alright
歯をむき出しにして、そうだ

[MAUI]
We're getting out of here alive
生きてここから出るんだ
[MOANA]
We're getting out of here alive
生きてここから出る
[MAUI]
You're gonna help us to survive
生き残るためにお前が手を貸せ
[MOANA]
You're gonna help us to survive
生き残るために手を貸して

[MAUI/MOANA]
We're getting out of here alive
生きてここから出るんだ
You're gonna help us to survive
生き残るために手を貸せ/貸して
With your -
お前の/あなたのー

[MAUI]
Warrior face!
戦士の顔で!
'Til it's second nature
体が覚え込むまで
Make your warrior face
戦士の顔を作り
Sing your warrior song
戦士の歌を歌え
Oh that warrior face
その戦士の顔で
Time to demonstrate you've been a warrior all along
初めからずっと戦士だったって示す時だ
You've been a warrior all along
お前はずっと戦士だった

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二個目の動画初めにリンが説明している通り、この曲はモアナとマウイがタマトア(蟹)から釣り針を取り返しにモンスターの住処である海底へ潜った際に歌われる予定だったものです。怖がるモアナにマウイが、「心ではどう感じていてもいい。"戦士の顔"を作って相手を怖がらせるんだ。生き残るために。」というように海底のモンスターたちと対峙する方法を教えます。

音楽もいいし歌の内容もいいのに使われなかったのがもったいない。監督二人へのインタビューによると、ストーリーを形成していく上で、これだと「モアナとマウイが絆を深めるのがあまりにも早すぎる」ということになってカットされたらしいです。

この"Warrior Face"はニュージーランドマオリ族の民族舞踊「ハカ(HAKA)」からアイデアを得たそうです。「ハカ」は、元々は戦いの前に戦士たちが力を見せつけ相手を威嚇するために行っていたダンスで、現在は結婚式やお葬式など、様々な場面で使われる伝統舞踊になっています。ニュージーランドラグビーチーム、オールブラックスが試合前に踊る踊りもハカです。

ニュージーランドのある結婚式で披露されたハカ。圧倒的。
www.youtube.com


カットされた"More"と"More (Reprise)"という曲も本当に素晴らしかったです(リンク先に英語歌詞と音源があります。画面上部の再生ボタンを押してください)。映画館でバカほど泣いたのにデモテープでも泣かされるなんて思ってもいませんでしたよ、私は。

アカデミー賞ミュージカルセレクション

今更感ありますが、見ましたか、アカデミー賞。映画みたいでしたね。私はテレビ見ながら声にならない声を出してました。

叶うことのなかった夢を見させられた「ラ・ラ・ランド」関係者にも、作品賞を取ったのに満足にスピーチのできなかった「ムーンライト」関係者にも、会場の熱気が最も高まる瞬間に間違った封筒を渡されたプレゼンター二人にも、混乱を極めたその場をなんとかまとめなければいけなかった司会のジミー・キンメルにも、「気の毒」と言うしかありません...。

即替え歌を作って放送したジェームズ・コーデン。仕事が早い。
www.youtube.com

まあそれはそれで、個人的には今年のアカデミー賞かなり面白かったなと思ってます。司会のジミー・キンメルのトークはもちろん、自分の番組でやっているような企画をそのままアカデミー賞でやってのける感じ、とっても好きでした。作品賞発表後にマット・デイモンとの最終バトルが用意されていたらしいので、結果あんなことになって見られなくなったのが残念です。ジミー・キンメル、いつかまた司会に戻ってきてほしいなあ。

あとはやっぱりミュージカル(映画だけでなく舞台の)関係者が脚光を浴びていたのが最高でしたね。いちミュージカルファンとしてツボだった瞬間を書いていきたいと思います。アカデミー賞ってなんの賞だったっけ...。

リン=マヌエル・ミラン
まず欠かせないのがリン=マヌエル・ミランダ。モアナの曲紹介のラップも最高だったし、それだけで終わらず他にもちょこちょこ取り上げられててさすがでした。本当に人間国宝になりつつある感じと、「ハミルトン」がミュージカル界だけでなくアメリカ社会全体に大きな影響をもたらしている様子が伝わって来てワクワクしました。

「ハミルトン」というのは2015年にニューヨーク・ブロードウェイでオープンして爆発的大ヒットを飛ばしたミュージカルのことです。先ほど述べたリン=マヌエル・ミランダさんが作詞・作曲・脚本・主演を務めました。アメリカ独立革命から建国までを中心に描いたミュージカルなんですけど、語り口も配役も何もかもが革命的で、「その年盛り上がったミュージカル」の域を軽く超えた、確実に歴史に残るクラシック作品に既になっています。アリシア・キーズケリー・クラークソンジョン・レジェンド、シーアなどの超有名アーティストたちが劇中曲をカバー?リミックス?した「ハミルトン ミックステープ」なるものも販売されています。そのレベルです。こないだ近くのタワレコでも売ってるのを見かけて感動しました。私はシーアの歌う"Satisfied"という曲が大好きです。いつかこのブログでもハミルトンの何かしらの記事を書きたい、、いつか、、、。

アカデミー賞では、リン=マヌエル・ミランダ は作詞作曲を務めた「モアナ」の"How Far I'll Go"という曲で歌曲賞にノミネートされていました。最近映画館の予告でも流れてるあの曲です。式中には映画でも主人公モアナの声を演じ歌声を披露した16歳のアウリイ・クラヴァーリョによる生パフォーマンスがあり、その前にリンがラップで曲紹介をしています。この紹介文?紹介歌?はアカデミー賞本番の一週間前に書いたって本人がツイッターで言ってました。「宿題も通学バスで終わらせてた」タイプだそうです。それでこんなん作れるんだからすごい。 

イントロの書き下ろしラップ
(一応訳してますがかなり自信ない上にラップの命とも言える韻を全無視してるので原語でお楽しみください)

Before she sings the solo, shall I set the scene?
彼女のソロの前に、状況説明してもいいかい?
Picture a young warrior, not even seventeen
若い戦士を思い浮かべて、17歳にも満たない
She dreams of open seas, she's full of hope and sees
彼女は大海原を切望し希望を抱いて見る
A future where she sets her sail and rope against the open breeze
風に逆らって航海する未来を
She doesn't know that she's a voyaging descendant
彼女は知らない、自分が航海者の子孫だということを
Impatient, independent, heart of nature in that pendant
我慢できず、自立して、ペンダントには自然の心が宿り
The ocean's at her feet: she opens her eyes to find
海は彼女の足元に:彼女は目を開け気づく
Her mind is on her island but her eye's on the horizon line...
島のことを考えていても彼女の見つめる先は水平線...

リンク先に動画あります。
www.hollywoodreporter.com

旗が頭にあたるパプニングがあっても動じずに歌いきったアウリイさんかっこいい...。16歳...。

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セス・ローゲンは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマイケル・J・フォックスにハミルトンの劇中歌"The Schuyler Sisters"を(半強制的に)歌わせてましたね。グッジョブすぎです。

こちらもリンク先に動画あり。
www.hollywoodreporter.com

Seth: I'm gonna pretend half that applause is for me, even though I know, deep down, it is not.
セス:この拍手の半分は僕に向けられたものだってふりをするよ。心の奥では違うってわかってるけど。
Michael: Some of it was for you.
マイケル:いくらかは君に向けた拍手だよ。
Seth: You think like 30% of it was for me?
セス:30%くらいは僕への拍手だって思う?
Michael: ...Some of it was for you.
マイケル:...いくらかは君に向けた拍手だよ。
Seth: Great. Either way, I'm at the Oscars with Michael J. Fox, a DeLorean, while wearing Future shoes.
セス:最高だね。どちらにしても、僕はアカデミー賞にいて、マイケル・J・フォックスデロリアンが一緒で、「未来の靴」を履いてる。
All I have to do is sing the Schuyler Sisters song from Hamilton in front of the world and I will have completed my entire bucket list.
あとはハミルトンの歌"スカイラーシスターズ"を世界の前で歌えば死ぬまでにやりたいことリストを達成できるよ。
"Look around, look around at how luckey we are to be alive right now. Angelica...!"
「周りを見回して、周りを見回して、今を生きられてなんて幸運なんでしょう。アンジェリカ...!」
Michael: "...Eliza"
マイケル:「...イライザ」
Seth: "And Peggy!
セス:(ガッツポーズ)「ペギーも!」

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ツイッターに書かれてる悪口を、向けられた本人に読ませる"Mean Tweets"オスカー版にもリン=マヌエル・ミランダ、出てましたね。個人的にはマイルズ・テラーの「マイルズ・テラーって新郎も新婦も知り合いじゃない結婚式でガンナムスタイルをリクエストしそうな顔だよね」とジェフ・ブリッジスの「ジェフ・ブリッジスってみんなが思ってるほどズボン履いてないと思う」がすごく好きでした。

www.youtube.com

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ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール
あの"Dear Evan Hansen"の作詞作曲をしたベンジ・パセックとジャスティン・ポール、オスカー取っちゃいましたね!

こちら"Dear Evan Hansen"の記事です。よかったら。

nicjaga.hatenablog.com

ベンジ・パセックとジャスティン・ポールは「ラ・ラ・ランド」では作詞を務めていて、作曲担当のジャスティン・ハーウィッツと共に"Audition (The Fools Who Dream)"と"City Of Stars"で歌曲賞にノミネートされ、"City Of Stars"で受賞を果たしました。それはつまりリン=マヌエル・ミランダが受賞できなかったってことになってちょっと複雑な気持ちなんですけど、まあしょうがない。

二人の受賞スピーチ、素敵でした。(動画は見つかりませんでした)見つけました
(最初にスピーチしているのが作曲担当のジャスティン・ハーウィッツさんで、その後ジャスティン・ポールさん、ベンジ・パセックさんの順でスピーチしています)

www.hollywoodreporter.com

Justin Paul: I was educated in public schools, where arts and culture were valued and recognized and resourced. And I’m so grateful for all my teachers, who taught so much and gave so much to us.
ジャスティン・ポール:僕は公立学校で教育を受けて、そこでは芸術と文化が評価・認識され、設備が整えられていました。僕たちに多くのことを教え、与えてくれた全ての先生方に感謝しています。

Benj Pasek: I want to thank my mom, who is amazing and my date tonight and she let me quit the JCC soccer league to be in a school musical. So this is dedicated to all the kids who sing in the rain, and all the moms who let them.
ベンジ・パセック:今日のデート相手で素晴らしい母に感謝したいです。母は学校のミュージカルに出るためにJCCサッカーリーグを辞めさせてくれました。この賞を雨に唄う全ての子どもたちと、それを可能にさせるお母さん方に捧げます。
 


あ、あと、「ラ・ラ・ランド」のプロデューサーの一人のマーク・プラットという方、"Dear Evan Hansen"で主役エヴァンを演じるベン・プラットのお父さんだったんですね!ウィキッドのプロデューサーだったことしか知らなかったので大作映画もいろいろ手がけていることを知って驚きました。 

作品賞間違いのおかげでそんな知識も得ることができました。いやー楽しかったな今年のトニー賞アカデミー賞

"Another Day of Sun" - ラ・ラ・ランド

あのララランドの話ですよ。人気にあやかりたい。

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映画の感想とか詳しい分析とかはできませんやりません。他の見識ある頭いい人たちがたくさん書かれてると思うのでそちらをご覧ください。

今回は焦点を絞って、あの一瞬で心を奪っていったオープニング曲"Another Day of Sun"という曲についてちょっと考えていきたいなと思ってます。

だって、正直、このシーン観てるとき、字幕、読めてましたか?

私は全く追えてなかったです。「全部耳で理解できたから平気」とか言いたいですがそんなこともなく、「ダンスも観たいし原音で音としても聴きたいし歌詞の意味も全部知りたい」って考えがぐるぐる頭を回るだけで結局どれも完遂できないまま曲と映像の圧倒的パワーの前にテンションだけやたら上がっていく状態でした。字幕ほぼ追えてないにも関わらずテンション上がりすぎて曲終わった後思わず拍手しそうになりましたからね。(まだ一回しか観てないので確かじゃないですが、拍手待ちの「間」が意図的に用意されてた気がするんですけど気のせいですかね。舞台っぽいなーと思った記憶がうっすらあります。)

字幕を捨てようと思わせるほど映像から目が離せない理由の一つはやっぱり長回しにあるんじゃないかなと思いました。実際は3カットを繋いでるらしいですが、切れ目がわからなくて映像がプツッと途切れることがないから、よりリアルな人間の質感が伝わってきて、劇場にいるのかと錯覚するほどでした。

あの映像だけでも十分満足なんですけど、やっぱり歌があるからには歌詞は知っておきたい。Geniusという歌詞サイトでの分析を参考にしながら"Another Day of Sun"の歌詞を見ていこうと思います。普通にネタバレするのでよろしくお願いします。


とりあえず歌詞と和訳
(和訳間違ってる可能性あるので個人で訳してお楽しみください)

[First Girl]
I think about that day
あの日のこと考えてる
I left him at a Greyhound station
彼をグレイハウンドの駅に置き去りにした
West of Santa Fé
サンタフェ西部の

We were seventeen, but he was sweet and it was true
私たちは17歳だったけど、彼は優しくて愛は本物だった
Still I did what I had to do
それでも行かなきゃいけなかった
'Cause I just knew
だってわかってたから

Summer: Sunday nights
夏:日曜日の夜
We'd sink into our seats
座席に身を沈める私たち
Right as they dimmed out all the lights
全部の明かりが弱められたとき
A Technicolor world made out of music and machine
音楽と機械でできたテクニカラーの世界が
It called me to be on that screen
私をスクリーンへ誘って
And live inside each scene
この世界で生きるように言うの

[First Girl & First Man]
Without a nickel to my name
無一文だけど
Hopped a bus, here I came
バスに飛び乗ってここまで来た
Could be brave or just insane
勇敢だったのか正気じゃなかったのか

[First Girl, First Man & Second Man]
We'll have to see
成り行きを見守るしかない

[First Girl]
'Cause maybe in that sleepy town
だってきっとあの退屈な街で
He'll sit one day, the lights are down
いつか彼が座席について、明かりが落とされる
He'll see my face and think of how he...
彼は私の顔を目にするの、そして思いを巡らすでしょう

[First Girl, First Man, Second Man & Dancers]
...used to know me
彼の知ってた私の姿に

[All] (Chorus)
Climb these hills
丘を登って
I'm reaching for the heights
私は高みに手を伸ばす
And chasing all the lights that shine
輝く光を追い求めてる
And when they let you down
落ち込まされたとしても
You'll get up off the ground
きっとまた立ち上がれる
'Cause morning rolls around
だってまた朝が巡って来て
And it's another day of sun
輝く日がやってくる

[Young Man]
I hear 'em ev'ry day
いつも耳にする
The rhythms in the canyons
峡谷のリズム
That'll never fade away
薄れることはない
The ballads in the barrooms
バーからのバラード
Left by those who came before
先人たちが残したもの
They say "you gotta want it more"
それらは言うんだ「もっと求めなくちゃ」って
So I bang on ev'ry door
だからあらゆるドアをたたいてく

[Second Girl]
And even when the answer's "no"
もらった答えが「ノー」だとしても
Or when my money's running low
お金が底を尽きそうだとしても
The dusty mic and neon glow
埃をかぶったマイクとネオンの光
Are all I need
それだけがあればいい

[Young Man]
And someday as I sing my song
いつか自分の歌を歌う日には
A small-town kid'll come along
田舎町の子どもが聴きにやって来る

[Second Girl & Young Man]
That'll be the thing to push him on and go go
その歌が背中を押してどこまでも前進させるんだ

[All] (Chorus)

[First Girl]
And when they let you down
落ち込まされても
The morning rolls around
また朝が巡ってくる

[All]
It's another day of sun
新しい輝く日がやってくる
It's another day of sun
It's another day of sun
It's another day of sun
Just another day of sun
It's another day of sun
Another day has just begun
新しい日がたった今始まった
It's another day of sun

It's another day of sun

--------------

まず思ったのは、曲調は一貫して明るいのにどことなく寂しさというか、虚無感が感じられること。むしろ全体を通して明るくキラキラした曲調を貫いているからこその虚しさと言っても良いかもしれません。

作曲を担当したジャスティン・ハーウィッツはTIME誌にこう語っています。

The opening number is a perfect example of that dichotomy, because on the face of it it’s a very exciting, happy song, but there’s a lot of melancholy in it as well.
オープニング曲はまさに二項対立の良い例だよ。だって表面的にはとてもワクワクするハッピーな曲なのに、同時に多くのもの悲しさも内包しているんだ。

続けて引用。文中のポールとは作詞担当のジャスティン・ポールのことです。

"What Damien inspired us to capture was that there’s this difference between L.A. and New York," Paul explained. "In New York, you grind and grind to pursue your dreams and accomplish what you’re hoping to accomplish, and you get up the next day and it’s muddy and gross and the snow is just turned to black ice."
"デミアン(監督)が僕らにとらえさせたのはロサンゼルスとニューヨークの違いなんだ。"ポールは説明する。"ニューヨークでは、身を粉にして夢を追いかけ成し遂げたいことを成し遂げようとする。それで次の日起きたら外は泥だらけで汚くて、雪は薄氷に変わってるんだ。"

Meanwhile, L.A. may also be a constant struggle, but it’s also constant blue skies. “You pursue that dream, and you go to bed and get up the next day, and it’s a gorgeous day," Paul says. "It encourages you in one breath, and in another breath doesn’t acknowledge that you just failed miserably. You wake up and it doesn’t match your mood. It’s a bright and shiny day. And you’re like, 'Wait a second!”
一方で、ロサンゼルスでも絶え間ない奮闘があるだろうが、同時に青空も絶えず続く。"夢を追いかけ、眠りについて翌日起きたら素晴らしく天気のいい日が待ってるんだ。"ポールは言う。"それは一息に君を勇気付けることもある反面、無残に失敗した君のことなんてお構いなしだ。朝起きた時の天気が自分の気分と一致してないんだ。輝くような晴れた天気を見て「ちょっと待てよ!」ってなる。"

雨の降らない街として有名なロサンゼルス。劇中でミアも言っていたように、そこには素晴らしい可能性がいっぱいあるのに、オーディションではくだらない理由で邪魔をされるわ受けに来てる子は全く同じ格好してる上に自分より美人だわで挑戦すればするほど心が折れる現実があります。それでも次の日になると太陽が輝き、青空が広がっている。そして再び自分も輝く光(the lights that shine)を求めていつ終わるかもわからない挑戦を始める。どれだけ拒絶されて惨めな気分になってもお金が底をつきそうでも、そんなもの関係なく朝起きればまた別の輝かしい一日が始まっている...。
...気が狂いそう。
でもこんな観客の気持ちも置いてきぼりにするように、この曲は最後まで明るく希望に満ちた曲調を貫き通します。ロサンゼルスの青空が夢追い人の気持ちを置いてきぼりにし輝き続けるように。

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映画観てから気づけたこと。この曲には主役の二人どちらも出て来ませんが、この曲の歌詞は伏線としての機能も果たしていたんですね。最初の女性は自分の物語として「憧れ続けた夢のためにサンタフェに愛する恋人を置いて来た、いつかスクリーンで私を見てかつての私を思い出すでしょう」と語り、これは後のミアの物語に重なります。

ちなみに、サンタフェはロサンゼルスから約850マイルの距離に位置するニューメキシコ州の都市で、ネイティブ・アメリカンの伝統的な文化が今でも色濃く残っている特殊な街みたいです。レントの歌にも出てきますよね。サンタフェからアルバカーキニューメキシコ州最大の都市)までは車で1時間の距離です。
・・・そしてアルバカーキと言えば??
そうです。ブレイキング・バッドです。よろしくお願いします。

www.breakingbad.jp

話が逸れました。外から見るととっても魅力的で観光に訪れてみたいと思わせるようなサンタフェですが、そこで育ち大都会でスターになることを夢見た女の子の目にはただの活気のない街(sleepy town)に映るんでしょうね。

これも余談ですが、二文目にあるグレイハウンドというのはアメリカで100年以上続いている格安長距離バス会社のこと。貧乏な人たちに優しいです。さっき調べたらサンタフェからロサンゼルスまでは片道18時間で31〜55ドルくらいでした。やっすい。サンタフェからロサンゼルスまでは、だいたい青森から広島までと同じくらいの距離です。たぶん。

最初のサビが終わった後にソロを歌うのは、音楽に傾倒している男性。おそらく音楽の中でも特にジャズでしょう、セブのように。ジャズへの無関心/嫌悪という現実を突きつけられながらも過去の「偉人」と呼ばれるような人たちが作り上げた音楽に背中を押され、あらゆるドアを叩いてチャンスを掴もうとします。

いつか自分がパフォーマンスする側になって「田舎町の子ども」が来てくれたなら最高だ、みたいな歌詞には、劇中のミアが思い起こされます。 ワーナーブラザーズスタジオのカフェで働いていた時のミアはまだ大女優に憧れる「田舎町の子ども」でしたが、のちに自分が「大女優」側に立ち、かつてそこで見た憧れの女優の言動をそのままなぞります。もしかしたらその時対応した店員はミアに憧れてロサンゼルスに出て来たのかもしれません。そして彼女もまた夢を叶えて新たな「アイコン」になろうと奮闘しているのかも。一つだけ言えるのは、彼女の夢が叶っても叶わなくてもロサンゼルスには変わらず太陽が昇り、輝くような一日が訪れるということ。

 

そんな感じでした。いい曲だ〜〜〜〜! 

 

Ost: La La Land

Ost: La La Land

 

 

22ジャンプストリートの特典映像が面白すぎるって話

買いました、「22ジャンプストリート」のブルーレイ。

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この映画自体を初めて観たのは2014年だと思うんですが、本編だけで満足しすぎてネット上で感想を漁ることすらしなかったので、ブルーレイ版にこんなに特典が入ってるの、知りませんでした。めちゃくちゃ好きな映画なだけに情報収集力のなさが恥ずかしい限りですが、まあbetter late than neverってやつですよ(英語の格言使っとけば頭良く見えそうという安い発想)。

「22ジャンプストリート」という映画

特典の話がしたいので映画本編の詳しい話なんてしません。この映画は予備知識なんて何にもいらないし何にも知らないで観るのが一番楽しいと思うので観たことなくて笑いたい気分の人は何も考えず観てみればいいと思います。旧作料金で借りれるし。私は記憶を消してもう一回観たい。
ただ「22ジャンプストリート」は「21ジャンプストリート」の続編で、話も一応繋がってるので順番通りに観た方がいいとは思います。私は「22ジャンプストリート」の方が好きですが、「21ジャンプストリート」も決して惰性で観るような映画ではないです。傑作でした。

監督はフィル・ロードとクリス・ミラーの二人。彼らが監督を務めた映画はまだ4本しかないんですが(脚本やプロデューサーを務めたものは他にもあります)、その4本全部がもれなく面白い。私は2014年に「レゴムービー」を映画館で観て感動した勢いで「くもりときどきミートボール」(2009)「21ジャンプストリート」(2012)「22ジャンプストリート」(2014)の順で続けて借りて観ました。確か。この4本ですっかりシャブ漬けにされたのでもう記憶とか定かじゃないです。快楽しかない。
くもりときどきミートボール」の特典はツタヤのDVDにも収録されていたから一通り全部見て、それもものすごく面白かった記憶があります。映画内で主人公がヒロインをゼリーでできた城に招待するシーンがあって、本編では全く語られないけど、この城は主人公が中のゼリーを食べていくことで形作った、みたいな話が特に印象的でした。

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背景のゼリーに刺さってる銀色の細い物体、全部スプーンなんだそうです。本編観てる時は全然気付きませんでした。ここはまだ工事中だったんですね。

あとなんか監督二人が「映画ってこうやって作るんだよ!」とかなんとか言いながら本にひき肉とかを挟んでいく頭おかしい特典も入ってたような気がする、、現実かな、、、。

ちなみにこの監督コンビは現在スターウォーズのスピンオフ(若きハン・ソロの物語)を絶賛撮影中です。楽しみでしょうがない。どんな映画になるんだ。

 

「22ジャンプストリート」のブルーレイ特典

「22ジャンプストリート」の特典の話ですよ。どんなに嫌なことがあっても、これが存在する世界線に生きていることを思い出せばこの世界も捨てたもんじゃないなって思える気がします。ちょっとは。

ブルーレイ特典に含まれるのは以下のものです。
○監督・キャストによる音声解説(英語のみ)
○未公開シーン
○製作の舞台裏
○エクステンデッド・シーン:ジョーク集
○エクステンデッド・シーン
○エクステンデッド・シーン:シリアスバージョン
○ズーク&マクエイドの売り込みビデオ
ジェンコの開脚

いくつか抜粋して内容紹介&感想をば。


エクステンデッド・シーン:シリアスバージョン

私はこれの内容を知って「買わなきゃ...」って思いました。最初に差し込まれている説明文をそのまま載せます。

コメディは外国でヒットしないので両監督は本作を犯罪ドラマに編集し直せと命じられた。笑えるシーンをすべてカットした結果9分30秒の短編映画が完成した。

もう既に面白い。2時間ぐらいあった映画が本当に9分30秒になっててガンガン話が進むしエンディングも全然違います。メルセデスなんて全カットされて1秒も出てきません。いるだけで面白いからね、メルセデス。しかも真面目なシーンだけをつないだからシリアスな映画になってるかというと全然そんなことなくて、絶妙な編集で結果的にめちゃくちゃ笑える映画になってるという。最初の密輸入を暴こうとする場面とか、セリフ喋ってるシーンがカットされてるのでお互いに何も言わずただ見つめ合う映像が流れます。いろんなアングルで。で、突然「あいつら警察だ!」って正体がばれる。そんなシーンの連続でほんといい加減にして欲しい。胃がよじれる。


未公開シーン

未公開シーンが盛りだくさん。特典として収録されてる分だけでも多いのに実際にはもっとありそうな口ぶりで、アドリブとかを入れすぎて「マイケルベイ監督の『アルマゲドン』レベルにフィルムを使った」みたいなことを言ってました。「上映時間長い方がアカデミー賞にノミネートされやすいんじゃない?」とかも。

刑務所にいるウォルターズ先生を訪ねるシーンなんて、本物の刑務所に行って「ロブ・リグル(ウォルターズ先生)がふざけるのを4時間撮った」そうです。実際に使われた時間は7分にも満たないのに。「ジョナ・ヒルチャニング・テイタムが笑ってない映像をを選ぶのに苦労した」とも言ってました。エクステンデッド・シーンでこの場面のカットなしの収録の様子が見られるんですけど、本当に数秒ごとに誰かが笑っては演技を中断させていて、編集の力ってすごいんだなって思いました。

あと、ルースター役のジミー・タトロに「ドリトスの袋を開けようとし続けてくれ」とだけ頼んで、すごく開けづらいよう袋に細工をして彼に自由にやらせた、っていう映像も入ってて、それが超ツボでした。GIF画像にして欲しい。


ジェンコの開脚

その名の通りチャニング・テイタム演じるジェンコの開脚チャレンジ。超バカバカしくて最高に面白い。本編の内容とは一切関係ありません。

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音声解説

音声解説は英語音声だけで字幕が付いてないのがケチだなって最初思ったんですが、見てみるとこの音声解説、監督2人と主役2人の計4人でやってるんですよ。4人が同時に喋ったりするわけですよ。字幕、、つけられないのも無理ないのかなとか思っちゃいました。そんなん画面字で埋まるわ。まあ単に予算とかやる気とかの問題かもしれないしほんとの理由は知りませんけど。

この音声解説はすごくアットホームな雰囲気で、4人が楽しそうに談笑しながら進みます。
以下は聞き取れた中で個人的に面白かったところの一部。後で少しずつ足していくかもしれません。


*一番最初の自己紹介

クリス・ミラー:Hey, I'm Chris Miller.
フィル・ロード:I'm Phil Lord.
(画面にSONYという文字が出て音楽が流れ始める)
ジョナ・ヒル:I'm Sony!
チャニング・テイタム:I'm music!

自由か。

 
*咳の話

「劇場版ではソニーのロゴが映るちょっと前に小さな咳が後ろのスピーカーから流れるようにした」っていう監督の裏話が最高でした。ジョナ・ヒルも言ってたけど「天才か?!」って感じ。絶対スピーカーからの音って気づかないよ...。劇場公開されてない日本では関係ないんですけどね!

ちなみに、家で観た人が「誰かこの家にいる」と思ったらいけないからブルーレイ版には収録されてないそうです。自分ちで知らない人の咳聞こえてきたら怖いもんね。 


*即興

大学の詩の朗読会でシュミットが突然ステージに上げられて即興で詩を披露をしなければいけなくなるシーン。ジョナ・ヒルは「このシーンの収録は恐ろしかった」と言っています。なぜなら監督たちは彼に何も与えず、出した指示は「あそこに立って、面白いこと言って(go there, be funny)」。鬼か。
ジョナ「スピーチが居心地悪くなるくらい上手くいかなくてだんだん胃に不快感が広がってくることってあるでしょ。僕はその気分をずっと味わってた。」(中略)「ピ、プ、ピ、、これ普段でも使ってるんだよね。言うことが何も思いつかないときとかに(笑)ほんとに居心地悪かった(笑)」


*オフィスの例のシーン

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本編内屈指の傑作シーン。チャニング・テイタムのアイデアだったんですね。監督たちに「思うんだけどさ、ただ椅子に座って反応するだけじゃなくて、立ち上がってはしゃぎたい(get up and go crazy)!」って提案したみたいです。ありがとう。

21ジャンプストリートを観るまでチャニング・テイタムって「超マッチョで、セクシーな男ナンバーワンに選ばれたこともある人気俳優」くらいの認識で特別興味もなかったんですけど、今ではすっかりファンですよ。コメディセンスがありすぎる(映画内の"my name is Jeff"シーンも最高でした)。他にもいろんなコメディに出ていただきたいものです。


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紹介したのはほんの一部でまだまだ面白い話/映像が詰まってるのでこの映画が好きな人は、ブルーレイ、買って損はないと思います。そこまで高くないですし。本編で満足してたのにさらにこんなに楽しませてくれてありがとうって感じでした、個人的には。

 「21ジャンプストリート」と二枚組で売られているお得パックもあります。ただ「21」の方には特典が入ってないみたいなのでお気をつけください。

 特典が全部含まれてる「21ジャンプストリート」のブルーレイって日本では売ってないんですかね。調べ足りないだけで売ってるのかな。もし見つけたら贈ってください教えてください。