空が青くて涙が出るよ

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番組15周年を記念してクリス・エヴァンスがビリーとNYを駆け回る

これを読んでいる皆様はNetflixジャパンのリクエストページへ行き、「観たい作品1:」欄に『ビリー・オン・ザ・ストリート(Billy on the Street)』を打ち込み、送信ボタンを押してください。

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先日アメリカのNetflixで旧シーズンの配信が始まり、新規ファンを獲得している『ビリー・オン・ザ・ストリート(Billy on the Street)』。ジーザス・クライストを差し置いてクリスマスの主役の座に君臨しつつあるマライア・キャリーもハマったようで、楽しそうで羨ましくてしょうがない。

『ビリー・オン・ザ・ストリート』の紹介記事と第一回目のエマ・ストーン回と第二回目のティファニー・ハディッシュ回と第三回目のリン=マヌエル・ミランダ回と第四回目のジョナス・ブラザーズ回と第五回目のケイト・マッキノン回も良かったらどうぞ)

新シーズン第六回目となる今回のゲストは俳優のクリス・エヴァンス(Chris Evans)。もはや人物紹介の必要性も感じませんね。マーベル映画でキャプテン・アメリカを演じてきた人です。少し探せば日本語の情報も無限に出てくると思うので、アメコミ映画はさっぱりだけどどんな人なのか気になる!という方は探してみてください。クリス出演のアメコミじゃない映画『ナイブズ・アウト/Knives Out(原題)』も2020年1月に日本公開されるそうなのでそこから追いかけてみるのも良いかも。

今回ビリーはクリスを引き連れ、番組が15周年(!)を迎えたこと、Netflixにて配信が始まったことをニューヨークの人々に触れ回ります。サプライズゲストも登場するよ。

www.youtube.com

(0:00〜)
Billy: Hey, guys, it's Billy and I'm out here today with the star of the new movie, "Knives Out", Captain America himself, Chris Evans! How are you, Chris?
ビリー:やあみんな。僕はビリーで、今日ここに迎えているのは『ナイブズ・アウト(Knives Out)』の主役で、キャプテン・アメリカその人、クリス・エヴァンスです!調子はどう?クリス。
Chris: Doin' great!

クリス:絶好調だよ!
Billy: This year marks the 15th anniversary of "Billy on the Street" and, yes, I still miraculously have a thriving career even though your straight older brother, Justin, doesn't get me! So, we're about to hit the streets to celebrate this anniversary and let people know that, "Billy on the Street", is now on Netflix for the first time where I can finally be seen alongside my colleagues at "Narcos". Are you ready, Chris?
ビリー:今年で『ビリー・オン・ザ・ストリート』は15周年を迎えます。ええ、そう、僕のキャリアはまだ奇跡的に好調なんです。君のストレートの兄ジャスティンには理解できなくてもね!そこで僕らはこれから街に繰り出し、この記念の年を祝うと同時に、皆さんに知らせていこうと思います、『ビリー・オン・ザ・ストリート』がNetflixにて初めて配信開始されたことを。これで遂に『ナルコス』の同僚たちと並べて見てもらえるようになった。準備はいい?クリス。
Chris: Let's do it!

クリス:よしやろう!
Billy: Let's go!
ビリー:さあ行くぞ!

(0:42〜)
Billy: Miss, it's 15th anniversary of "Billy on the Street" and Chris Evans is here celebrating.
ビリー:すみません。今年は『ビリー・オン・ザ・ストリート』の15周年で、クリス・エヴァンスが祝うためここに来ています。
: Hold on. Yeah, hi, Billy!
:[電話相手に]ちょっと待ってね。[ビリーに]ええ、どうも、ビリー!
Billy: Yeah, hi!
ビリー:ええ、どうも!
: I'm thrilled for you.
:感激ね。
Billy: Thank you so much!
ビリー:ありがとうございます!
: You're welcome.
:どういたしまして。
Billy: Yes, and it's on Netflix now.
ビリー:ええ。そして今はNetflixで配信してるんです。
: All right, I'll check it out.

:そうなの。見てみますね。
Please do, and he has a new movie.

ビリー:お願いします。そして彼は新作映画が控えてる。
: He does?

:そうなの?
Billy: Yes, what's it called?
ビリー:そう。なんてタイトル?
Chris: "Knives Out."
クリス:『ナイブズ・アウト』
Billy: "Knives Out."
ビリー:『ナイブズ・アウト』
: "Knives Out." Ooh, I don't like the title.
:『ナイブズ・アウト』ね。んー、そのタイトル好きじゃない。
Billy: Okay!
ビリー:なるほどね!

(1:02〜)
Billy: He's Captain America!
ビリー:彼キャプテン・アメリカですよ!
: Yes, he is. 
:ええ、そうね。
Billy: Yes! Have you seen those movies?
ビリー:ええ!あの映画シリーズ見たことあります?
: No, but--
:いいえ、でも––
Billy: Okay!
ビリー:なるほどね![立ち去る]
: I'm too busy, tonight I'm gonna watch it. 
:[後ろから]忙しくしてるから。今夜見る。
Billy: I'm sorry?
ビリー:何です?
: When I get home, I'm gonna watch it, I'm not gonna go out of the house.
:家に帰ったら見てみるよ。家から一歩も出ないでね。
Billy: You're gonna watch every Avengers movie tonight?
ビリー:今夜アベンジャーズの映画を全部見るんですか?
: Why not?
:いいでしょ?
Billy: Well, well, Martin Scorsese would say something but I won't!
ビリー:ええ、ええ、マーティン・スコセッシは文句言うだろうけど僕は言わないよ!

(1:19〜)
Billy: Miss, we're celebrating the 15th anniversary of "Billy on the Street."
ビリー:すみません、僕ら『ビリー・オン・ザ・ストリート』15周年を祝ってるんです。
: What, I'm sorry.
:何?ごめんなさい。
Billy: What? 
ビリー:何ですって?
: I'm sorry, I didn't hear what you said! Oh my god!
:ごめんなさい。何て言ったか聞こえなかった。[クリスを見て]うわあ!
Billy: We're celebrating the 15th anniversary of "Billy on the Street," it's Chris Evans!
ビリー:僕ら『ビリー・オン・ザ・ストリート』15周年を祝ってるんです。こちらはクリス・エヴァンス
: I know that's Chris Evans! That's Captain America!
:彼がクリス・エヴァンスだなんてこと知ってるよ!キャプテン・アメリカでしょ!
Billy: What about the 15th anniversary?
ビリー:15周年のくだりについては?
: Congratulations!
:おめでとう!
Billy: Thank you.
ビリー:どうもありがとう。
: Happy 15th anniversary! I love all your movies, oh my god! This is so cool!
:ハッピー15周年![クリスに]あなたの映画全部好きなの!うわすごい!これサイコーだね! 
Billy: And he has a new movie out. Tell her.
ビリー:そして彼は新作映画が控えてる。教えてあげて。
Chris: Yeah, it's called "Knives Out."
クリス:うん。『ナイブズ・アウト』っていう映画で。
Billy: "Knives Out."
ビリー:『ナイブズ・アウト』
: Wow, when does that come out?
:わあ。いつ公開なの?
Chris: Thanksgiving. 
クリス:サンクスギビング
Billy: Thanksgiving. 
ビリー:サンクスギビング
: Gonna go watch that.
:見に行く。
Billy: Who else is in that?
ビリー:他に誰が出てるの?
Chris: Who's in that? Jamie Lee Curtis, and oh god! I thought--
クリス:他に誰が出てるか?ジェイミー・リー・カーティスに、[あとを追ってきた女性に気づいて]うわ!びっくりした––
Billy: SHE'S STILL HERE!! NO, GOODBYE, YOUR MOMENT'S OVER!! No, Gina Gershon over here trying to extend her moment. No thanks!
ビリー:彼女まだここにいる!ダメ、さよなら、あなたの時間は終わったの!ダメ、このジーナ・ガーションが自分の持ち時間を延長しようとしてる。結構です!

(2:02〜)
Billy: Sir, for a dollar would you like to sign this petition to remove Kevin Spacey from homosexuality and add Chris Evans?
ビリー:すみません。1ドル差し上げるので、ケヴィン・スペイシーをホモセクシュアリティから除名してクリス・エヴァンスを新たに加える嘆願書に署名していただけませんか?
: Yeah. 
:いいよ。
Billy: Okay, thank you very much. Yeah, there you go. Here, take this pen.
ビリー:よし。どうもありがとうございます。どうぞ、このペンを使って。
: Just sign my name right here?
:ここに名前を書けばいいの?
Billy: Sign your name, yeah. Anywhere, yeah, we're removing Kevin Spacey from homosexuality and adding Chris Evans.There we go, thank you so much.
ビリー:あなたの名前を書いて、ええ。どこでも大丈夫。ケヴィン・スペイシーをホモセクシュアリティから除名してクリス・エヴァンスを新たに加える活動をしてるんです。できました。どうもありがとうございます。
: You're welcome. 
:どういたしまして。
Billy: Thank you.
ビリー:どうもありがとう。

(2:21〜)
Billy: Sir, Chris Evans is here.
ビリー:すみません、クリス・エヴァンスがここにいますよ。
: I'm sorry, I don't know who you are.
:ごめんなさい。あなたが誰か分かりません。
Billy: Oh, well, he's Captain America!
ビリー:ああ、えっと、キャプテン・アメリカですよ!
: Oh, shit! Oh, f*ck.
:うわ、クソ!ああ、ファ◯ク[引き返してクリスに近づく]
Billy: OH, NO,NO!! TOO LATE!!!!

ビリー:ああ、ダメ、ダメ、手遅れ!!

(2:29〜)
Billy: Miss, miss! He has a new movie coming out.
ビリー:すみません、どうも!彼の新作映画が公開間近なんです。
: Oh my god! 
:わあすごい!
Billy: "Knives Out"!
ビリー:『ナイブズ・アウト』!
: Oh my god, oh my god! What's the work, what movie?
:すごい、わあ!何て作品、何て映画?
Billy: It's called "Knives Out", tell her.
ビリー:『ナイブズ・アウト』って映画です。彼女に教えてあげて。
Chris: That's right, it's a murder mystery.
クリス:そう、殺人推理ものです。
Billy: A murder mystery!
ビリー:殺人推理!
: Oh, my favorite. 
:ああ、私のお気に入り。
Billy: Oh, wow! 
ビリー:おお、わお!
: Good luck, good luck! Oh my!
:幸運を、幸運を!すごい!
Billy: "Billy on the Street" is on Netflix now.
ビリー:『ビリー・オン・ザ・ストリート』は現在Netflixで配信中です。
: Oh, Netflix?
:[クリスの方を向きながら]ああ、Netflix
Billy: No, no, no. I am.
ビリー:いえ、いえ、いえ。僕が。
: You are?
:あなたが?
Billy: Yes. 
ビリー:ええ。
: ["I have no idea who you are" face]

:[誰だか全く分からないという顔]

Billy: Okay!

ビリー:そうですか!

(2:52〜)
Billy: Sir, has Chris Evans made a difference in your life?
ビリー:すみません。クリス・エヴァンスはあなたの人生に変化をもたらしましたか?
: No. 
:いいえ。
Billy: Well, he's right here.
ビリー:えっと、彼ここにいるんです。
: Yeah, do you wanna make a difference in my life?
:ええ。私の人生に変化をもたらしたいと思ってますか?
Chris: I'll do my best!
クリス:ベストを尽くしますよ!
Billy: I'm on Netflix now, that's what we're here to talk about.
ビリー:僕は今やNetflixの一員なんです。それが今日の話題。
: Okay. Will you still be on Netflix when ABC Disney has their streaming service?
:なるほど。ABC、ディズニーの配信サービスが始まってもNetflixに留まりますか?
Billy: Give me a 100 bucks, I'll take these episodes to Disney plus right now, do you understand me?
ビリー:[耳元で]100ドル貰えたらこれらのエピソード引っ提げてディズニープラスに今すぐ乗り換えますよ。分かります?
: [laughing]
:(笑)
Billy: I HAVE NO ALLEGIANCE!!!
ビリー:忠誠心ないから!!!

(3:17〜)
Billy: Ladies, I know "The Kominsky Method" and I'm not sharing it!
ビリー:ご婦人方、「コミンスキー・メソッド」について僕は詳しいけど教えません!

(3:21〜)
Billy: Oh my god, oh my god! It's Paul Rudd! Paul Rudd, come with us! Come with us, Paul Rudd! Paul Rudd, Ant Man, Captain America, I don't watch those bullshit movies. Let's go!
ビリー:嘘だろ、嘘だろ!ポール・ラッドだ!ポール・ラッド、こっちにおいでよ!一緒に行こう、ポール・ラッドポール・ラッドアントマンキャプテンアメリカ、ああいうくだらない映画僕は見ないけど。さあ行こう!

(3:28〜)
Billy: Miss, for a dollar, who would you rather have sex with, Chris Evans or Paul Rudd?
ビリー:すみません。1ドル差し上げます、セックスするならどっちと?クリス・エヴァンスポール・ラッドか。
: Paul Rudd for sure, all the way.
ポール・ラッドね、絶対。どこまでも。
Billy: Really, why?
ビリー:本当に、なぜです?
: Because he's from "Clueless" and he's never aging!
:だって彼『クルーレス』に出てたし、永遠に年を取らないから!
Billy: Yeah, no never aging! There's your dollar!
ビリー:ええ、そう。永遠に年を取らない!1ドルどうぞ!
: Thank you! Oh my god!

:どうもありがとう![ポールを見て]嘘でしょ!
Paul: As if!
ポール:ありえない!

: Oh my god! Hi, you're so gorgeous. I just hear you on "Howard Stern" the other day!
:ああどうしよう!どうも。あなたとってもゴージャスね。ついこないだあなたが出た『ハワード・スターン』を聴いたところなの。
Billy: Oh, wow. CAN YOU PLEASE LEAVE!? WE'RE HAVING A MOMENT!! Let the pretty people talk! Thank you.
ビリー:ああ、いいねえ。[クリスに]どこか行ってもらえます!?今いいところなの!!この美人たちに話をさせてよ![女性に]ありがとうございました。
: You're so welcome. 
:大歓迎です。
Billy: Goodbye.
ビリー:さようなら。

(3:54〜)
Billy: Okay, guys, now Chris and I are joined by Chris' worst nightmare, a bunch of lesbians that don't care that he's hot! Let's go, lesbians, let's go!
ビリー:よし、みなさん、現在クリスと僕と共にいるのは、クリスにとっての最悪の悪夢、彼のホットさを気にかけないレズビアン集団です!行くよ、レズビアンたち、行くよ!

(4:01〜)
Billy: Miss, for a dollar, who should take over the show when I step down? Is it Regina King, yes or no?
ビリー:すみません。1ドル賭けましょう、僕がこの番組を降りたらその後誰が引き継ぐべき?レジーナ・キング?イエスかノーで。
: No.
:ノー。 
Billy: What do you say? 
ビリー:君はどう思う?
Chris: Uhh... No! 
クリス:ええっと… ノー!
Billy: What do you say?
ビリー:君はどう思う?
: Regina King.
レジーナ・キング
Billy: Do you think Regina King? 
ビリー:レジーナ・キングがいいと思う?
: No.
:ノー。
Billy: No, yes?
ビリー:ノー?イエス
: Yes.
:イエス
Billy: Where'd she go!? Where'd she go? GOD DAMMIT, LESBIANS, YOU SCARED HER AWAY!!!
ビリー:彼女どこ行った!?どこ行った!?ああもう、レズビアンたち、君らが怖がらせるから逃げられた!!!

 

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レズビアン集団と街を駆け抜け道ゆく人に質問を投げかけていくセグメントがクリス・エヴァンスを迎え入れて復活したのはとっても嬉しいんですが、短いよーー!5倍くらいの時間を取ってほしい。

それにしてもビリーオンザストリート、15周年ってすごい。めでたい。日本のNetflixでもその歴史を噛みしめさせてほしい(ここまで読んでもまだ番組リクエストを送信していない方、リクエストページはここですよ)。ビリー・アイクナーがメイン/準メインで出ていて日本からでも見られて気軽にオススメできる作品、本当に少なくて寂しいんですよね…。『アメリカン・ホラー・ストーリー』はホラーだしNetflixの『カレッジ・フレンズ(Friends From College)』は共演者もめっちゃ豪華だけどシーズン1普通に面白くなかった(シーズン2で面白くなってたら教えてください…)し実写風『ライオン・キング』はアニメ版からのストーリー的成長が全く見られない家父長制&王政万歳映画だったし…。でもビリーアイクナーのティモンは本当の本当に最高だった…苦しい…。ただ、現在はユニバーサルでビリー・アイクナー脚本&主演のゲイ・ロマンティック・コメディ映画企画が進行中とのことなので、当分はそれに期待を寄せていこうかなと思います。日本でも絶対に劇場公開してほしいですね。するよね?